名古屋の医者がAGAについて説明するブログ

名古屋に住む現役の医師がAGAに関することについて説明する

プロペシア以外の育毛剤で有効的なのはミノキシジル

AGAに悩む男性において一番効果が高い育毛剤と言えば何かと言えばそれは間違いなくプロペシアだろう。このプロペシアは2010年に日本皮膚科学会ガイドラインとして出された中においても改善効果が特に高いと評価されている。

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372913421_2.pdf

そして、病院に行けばAGAの薬として処方されるのは必ずプロペシアである。

だが、プロペシア以外にもAGAの改善効果が認められている育毛剤がある。それはミノキシジルと言う有効成分を配合した育毛剤である。ミノキシジルを配合した育毛剤としては、水谷豊がCMを行っているリアップと単純にミノキシジルと言われるものの2種類がある。

www.taisho.co.jp

ミノキシジルの働きとして

【血流の改善・血管拡張・血管新生】

などがある。これだけでは何の事かわからないと思うが、要するに言うとミノキシジルを服用することで、血管が拡張される。血管が拡張されるとそれだけ多くの血流が流れ、髪の毛を作っている毛乳頭により、栄養がいきわたるようになる。

すると、髪の毛の成長が促進され、ボリュームが増えるという事だ。

ミノキシジルは塗り薬なので、AGAが進行していると思われる部分に塗布して使う。そうする事で、該当する場所のみの髪の毛を増やすことができる。

ちなみにリアップ(日本製)とミノキシジル(海外製)で何が違うのかと言えば、ミノキシジルの濃度である。リアップは1%、ミノキシジル(商品名)は5%となっているが、最近ではリアップも5%のものを出しているので商品としての効果の差はほとんどないと思われる。

ちなみにミノキシジルにはタブレット型のものもあるが、こちらは絶対に使わないようにしてほしい。おそらく病院でも処方されないと思うが、一部の病院や個人輸入では購入することができてしまう。

これは非常に効果が強いもので、実際に髪の毛が生えたと言う人もいるが、髪の毛だけでなく、腕やその他の毛も濃くなってしまう。これは副作用かと言えばそれは曖昧ではあるが、体中の体毛も濃くなってしまう。

しかも、もともとが高血圧の人のための薬であるために、血圧を下げる効果があり、これによるリスクも十分に注意しなければいけない。なので、通常の医師であれば絶対に処方しないこのミノキシジルの服用は絶対に控えてほしい。

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当院でミノキシジルタブレット(内服薬)を処方しない理由 | 八丁堀 皮膚科 | スキンソリューションクリニック