名古屋の医者がAGAについて説明するブログ

名古屋に住む現役の医師がAGAに関することについて説明する

今日1年間AGA治療を頑張った患者が治療の結果に満足していた

今回のエントリーは自分の担当している患者さんとの話について少し書いていきたいと思う。もちろん患者さんのプライバシーの事もあるので、詳細なことについてはかけないが、ものすごく嬉しい事だったので、今ウキウキしながらキーボードを打っている。

さて、その患者さんは今から1年ほど前に当院に来られた患者さんで、O字タイプの薄毛であった。しかもかなり進行しており、正直言うとどこまで改善するかわからなかった。

当人に薄毛を気にしだしてどれくらいたつのかと聞いたら、1年間ぐらいたつとの回答だった。その期間の間は市販されている育毛剤を試していたらしい。でも全くと言っていいほど髪の毛が生えてこずに途方に暮れていたとのこと。

そして、奥さんの勧めでこちらの病院に来られたとのことだった。

AGAであることはすぐにわかったので、プロペシアミノキシジルの提案をしたら、両方処方してほしいとのことだったので、両方処方する事にした。治療薬の効果がどれくらいあるかを正確に判断するために治療前の頭部の写真をとった。

それから2か月後に再度来院されていたが、まだ効果は表れておらず表情が硬かった。私も最初の説明の時にプロペシアの効果が出るのは早くても3か月後で、通常半年はかかると言っていたので特に何も言われなかった。

そして、さらに2か月が過ぎた時に来院された。そのときは依然とは少し違いほんの少しであるが産毛らしきものが生え始めていた。もちろん部分的であるものの今まで全く生えていなかった場所に生えていた。

患者さんもそれについて自覚があるようで、ちょっと「生えてきました」と嬉しそうに話していた。そして、それからもひたすらプロペシアによる治療によってついに10か月ごろには髪の毛の密度が50%ぐらいまで戻っていた。

もちろん彼の顔は昔のように重い表情ではなく、笑顔で自信に満ち溢れていた。髪の毛があるだけで、人の表情はこんなにも変わるんだと、そして、髪の毛があるという自信が表情になって現れるんだとあらためて気づかされた。

そして、治療を開始してから1年がたち、髪の毛はかなり生えてきていた。もちろん彼は満足そうにこんな感じですと頭を見せてくる。これで一応治療としては終わりだが、彼はとりあえずしばらくはプロペシアを飲み続けるらしい。

とりあえず彼に一言!途中で挫折せずによく治療を1年間も続けた。これからの人生も頑張ってくれ。